貸切バスを手配してみたい!もしくはしたことがある方なら
「キャンセルしなきゃいけなくなった時、キャンセル料って払うの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
貸切バスのキャンセル料金について詳しくお伝えしていきます!
貸切バスをキャンセルした場合、キャンセル料が発生するのは「バスを使う日の14日前」からとなります。
キャンセル料は以下のようになります。
いずれも、「申し込み者側の理由」によるキャンセル時には、キャンセル料が発生します。
(例:人数が減った、旅行自体なくなったなど)
貸切バスのキャンセル料は「契約成立後」に発生します。
見積もり依頼をしただけ、であれば貸切バスのキャンセル料はかかりません!
「バス会社」や「旅行会社」に貸切バスを予約する際、見積りをとったうえで、幹事が申込みを行いますね。
申込みが受理されたら、利用者は貸切バス料金を原則全額前払いします。
その後、バス会社や旅行会社から「バス料金を受け取りましたよ」「バスをあなたのために正式に押さえましたよ」といった旨の書面(=乗車券、契約書)が申込者のもとに届きます。
この時点で「契約成立」となります。
ただし、貸切バスを申し込んだ後、バス料金をすぐに支払うことなく、契約成立となるケースもあります。それは以下の団体の予約に限られます。
(一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款 による)
これらの団体は申し込みを行った時点でバス料金を支払うことなく、契約が成立することとなります。
「契約成立」となれば「キャンセル料」が発生します。申し込み時は契約成立までの手順を念入りに確認するようにしましょう。
ただし、もしあなたが「旅行会社」を通して貸切バスを予約している場合は、バス代の20~100%のキャンセル料とは異なる場合があります。以下で詳しくご紹介していきましょう!
バス会社に直接予約をしたのではなく、「旅行会社を通して貸切バスを手配した場合」のキャンセル料について、見てみましょう。
旅行会社を通して貸切バスを依頼した場合、旅行の種類によってキャンセル料が変わってきます。
どちらに当てはまるか、キャンセルをする前に確認しておくのがオススメです。
「企画旅行」とは、主にパッケージツアーやお客様の希望によって、旅行会社が旅行プランを企画、作成して販売するものです。
この旅程の中に貸切バスが含まれていた場合のキャンセル料は、旅行会社の規定によるものとなります。
つまり、
「パッケージツアーに参加する」
「旅行会社にオーダーメイドで旅行の企画をしてもらった」
という場合は、先程の貸切バスだけのキャンセル料ではなく、旅行会社のキャンセル規定に従うことになります。キャンセル料がいくらになるのかは、申し込みをした旅行会社に聞いてみましょう!
一方の「手配旅行」による貸切バスの手配となると、またもやキャンセル料金が変わります。
具体的には、先ほどの「利用日の14日前」から発生するキャンセル料に加えて、「取消手数料」がかかるのです。
そもそも「手配旅行」とは、利用者の要望に沿って、貸切バスをはじめとする交通手段や宿泊先などをピンポイントで手配するものです。
そのため、要望通りに貸切バスを手配しようとしたら、バス会社から「その日は満車で無理」と言われてしまう可能性も。その場合も「手配手数料」が発生します。
貸切バスを手配できたあとに、キャンセルをすることになったら、前述のように利用日からさかのぼった日付でのキャンセル料が発生します。このキャンセル料は、バス会社に支払うもの。
さらにプラスで「取消手数料」も加算されることになるのです。取消手数料は、旅行会社に支払うものです。
「企画旅行」か「手配旅行」かによって、ここまでキャンセル料が変化してきます。契約時にはくれぐれも「手配旅行か否か?」を十分に確認するようにしましょう。
今は貸切バスに関する規定も厳しくなり、利用者が安心してバスを借りることができるようになりました。
それでも全国の消費者センターには「旅行にまつわるキャンセル料」について、トラブルの報告が年々増加傾向にあるそうです。
お金が絡むことは一番揉めやすい問題でもあります。バス会社や旅行会社とのトラブルを防ぐためには、契約内容は必ず書面で残すようにしましょう!
「○月○日に申し込んだ大型バスをキャンセルをしたい」
という旨を、口頭だけではなく、メールかFAXでバス会社や旅行会社に伝えます。そうすれば、万が一不測の事態が起きても、文書で残せばすぐに対応することができます。
「キャンセルしたつもりが旅行当日にダブルブッキングされててバスが2台来ちゃった!」なんて話、噓のようで本当に起こった話なのです。この場合、ほぼ確実に2台分の費用を払わされることとなります。
貸切バスをキャンセルする際は、利用者が「キャンセルしたい」ということを伝えるだけではなく、旅行会社やバス会社に必ず「キャンセルを承りました」という旨の書面を発行してもらうようにしましょう!