小型マイクロバスレンタカーの料金相場を調べてみました。
団体旅行や送迎などで小型マイクロバスを利用したいときの方法としては、
- 1．小型マイクロバスを運転手付きで借りる。（貸切バス）
- 2．小型マイクロバスだけをレンタカー屋で借りる。（自分たちで運転）
この2通りの方法があると思います。
運転手付きの「1」の方法が安心感がある反面、比較的リーズナブルな価格で小型マイクロバスが借りることのできそうな「2」の方法も気になりますよね。
そこで小型マイクロバスをレンタカー会社で借りる場合の料金の相場やメリット・デメリット、運転手付きでチャーターした場合と比較してご紹介していきましょう。
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小型マイクロバスをレンタカー会社で借りる場合の相場は？
小型マイクロバスをレンタカー会社で借りた場合の料金を都内のレンタカー会社さんにご協力いただき、確認してみました。
例として、朝7時から19時までの12時間（日帰り）で小型マイクロバスをレンタルした場合の料金をリサーチしています。
※下記は2017年1月現在の価格・料金は特別期間などを除いた通常料金です。
●ニッポンレンタカー 渋谷駅東口店
- 1日料金：48,615～81,375円（12時間定額料金・通常保険料込み）
- 前泊や延泊をした際の料金：69,336円（24時間定額料金・通常保険料込み）
- 車種：トヨタコースター、日野リエッセ、三菱ローザ※すべてAT車
●日進レンタカー 目黒営業所
- 1日料金：35,000円（12時間定額料金・通常保険料込み）
- 前泊や延泊をした際の料金：52,000円（24時間定額料金・通常保険料込み）
- 車種：トヨタコースター、日野リエッセ、日産シビリアン※すべてAT車
こちらの2社はレンタル料金が大きく違いますね。その他にも、都内大手レンタカー会社さんでは、1日35,640円～44,280円ほど。
前泊や延泊時には41,580円～53,460円という料金でした。
これらの調査結果から目安を出してみると、小型マイクロバスの1日（12時間）レンタルは4万円前後が相場。集合時間などの関係で前日から小型マイクロバスを借りた場合は、プラス1万円前後の追加料金がかかるケースが多いようです。
小型マイクロバスの定員は21人前後（助手席・補助席利用を含めて25人前後）なので、4万円でレンタルできたら1人1,905円（補助席利用なら1,600円）！
これは貸切バスを借りるよりも断然お安い…と感じますね。
乗用車を複数台借りて分乗すれば、台数分の駐車料金なんかもかかるので、小型マイクロバス1台のレンタルの方がお得。
しかし、小型マイクロバスレンタル代だけで済めば問題ないのですが、実際は別途ガソリン代や保険代がかかります（貸切バスには料金に含まれている）。また、前日から借りる場合は、小型マイクロバスの駐車場の確保も必要。
バスレンタル代以外にも手間がかかり、経費がいろいろ嵩みそうです…。
小型マイクロバスをレンタカー会社で借りるときの注意
小型マイクロバスはかつては普通自動車免許で運転することが可能だったため誤解されている方もいらっしゃるようですが、小型マイクロバスの運転には「中型免許（8t限定なし）、もしくは「大型免許」が必要です。
普通免許では運転ができません。
レンタカー会社での小型マイクロバスの借り方は、普通のレンタカーを借りる場合と要領は変わりません。
- 運転する予定のすべての人の免許の確認
- 利用時間や保険の条件を確認
- 車体に傷などがあるかなどをあらかじめチェック
- 返却時間や場所を確認
小型マイクロバスをレンタルしたい！運転手付きにする？レンタカーにする？
「小型マイクロバスを運転手つきで借りる」、「小型マイクロバスだけをレンタカー会社で借りる」、どちらもそれぞれメリット・デメリットがあります。
それぞれの特徴を考えたうえで、自分にぴったりの借り方を見つけましょう！
運転手付きで小型マイクロバスをチャーターするメリット・デメリット
メリット
貸切バスのメリットは、なんといっても安心感。普段運転していない人がたくさんの人を乗せて小型マイクロバスの運転をする場合、どうしてもプレッシャーがかかってくるもの。
バスの運転手は日常的に車体の大きなバスの運転をしている、いわば運転のプロです。小型マイクロバスの運転をプロにまかせることによって、参加者みんなに安心感が生まれるのではないかと思います。
さらに、小型マイクロバスを貸切する場合は、乗降場所を自由に決められるんです。会社や自宅など自由に集合場所を設定できて、好きな場所で降りられるという点では、貸切バスが断然便利ですよ。
また、近くに小型マイクロバスを貸し出しているレンタカー会社がない場合、そこまで向かう交通費や前日から借りなくてはいけない延泊料金、小型マイクロバスを駐車しておくための駐車料金（乗用車よりも高い）などを考えると、運転手付きで貸切バスを借りるのとあまり変わらない場合も多いようです。
デメリット
運転手付きで小型マイクロバスをチャーターする最大のデメリットは当日、行き先を自由に変更できないこと。これは安全管理上、大勢の方の命を預かるという意味できちんと決められた行程で運行するというルールになっているからです。
その点自分たちで運転する場合は、行き先を決めず天気やメンバーの要望に応えて自由に周れるのが良いという意見が多くありました。
小型マイクロバスレンタカーのメリット・デメリット
メリット
自分たちで運転していく場合、自由気ままに行き先を決められるのが最大の魅力ではないでしょうか？
貸切バスは先ほどお伝えした通り、乗客の安全上の問題から、あらかじめ行き先や立ち寄り先、下車する場所を決めておく必要があります。当日の行き先変更や、時間の変更は原則できません。
小型マイクロバスをレンタカーとして借りて出かける場合は、自家用車を使うような感覚。その日の天候や参加メンバーの気分で自由に行き先や立ち寄り先を決められるのが便利なところですね！
デメリット
小型マイクロバスをレンタカーで借りたときのデメリットは、前述のとおり自分で運転しなくてはいけないことや、レンタカー会社まで車両を借りに行かなくてはならないこと。
小型マイクロバスのレンタルを行っているレンタカー会社は数が少なく、集合場所の近くに営業所が見つからないことがあります。自宅や出発場所の近くにあればラッキー！くらいの感覚でしょうか…。
また、レンタカー会社の営業開始時間が遅いと、出発時間に間に合いません。その場合は前日から車両を借りる必要があり、レンタル料金が上乗せされます。
さらに前泊分の駐車場を確保しておかなければならないですね…。当然ながら借り物の小型マイクロバスを路駐させることはできません。
レンタカーか、運転手付きで小型マイクロバスを借りるか、選び方
「家の近くに小型マイクロバスのレンタカー会社がある！」
「小型マイクロバスの運転に慣れている人がいる」
「当日の状況や天気などで行き先を自由に決めたい」
といった人は、小型マイクロバスだけをレンタカー会社で借りるのがオススメ。レンタカーの方が、自由度が高いです。
「プロの運転手に運転はおまかせしたい」
「集合場所までバスで迎えにきてほしい」
「レンタカー会社が近くにない」
という人は貸切バスがオススメです。貸切バスは、プロドライバーが運転するという安心と、スケジュール通りに旅程が進むところが魅力。
ちなみに、小型マイクロバスをレンタカー会社で借りたい場合は、お近くの営業所を探し、ご自身で問合せてくださいね。
運転手付きで貸切マイクロバスをレンタルしたときの料金相場は？
小型マイクロバスを運転手つきでレンタルした場合の料金の目安をご紹介します。一日旅行に出かけたときの目安として、9時～17時までの8時間乗車した場合で考えてみました。
貸切バスを借りる場合は、使用時間に加えて走行距離によっても料金が変わるので、日帰り旅行の例として埼玉・川越集合で群馬・榛名湖へ出かけた場合です。
貸切マイクロバスを上の条件で借りた場合、1日最低74,100円（税込）から。
（貸切バスの料金は、バス会社から集合場所までにかかった時間と距離や整備にかかった料金も含まれるので、その分も加算済）
しかしながら、バス会社により運賃単価が異なるので、こちらの料金はあくまでも目安であり、最低料金。実際の金額は必ず見積りを取り寄せて確認してくださいね。
小型マイクロバスを運転手付きでレンタルしたいとお考えの方は、マイクロバス牧場からお見積りは無料でお出しできます。
まだ日程や人数がまだはっきり決定していないという方でも、仮という形で見積もりはお出しできますので、まずはお気軽にお問合せください。
●取材協力
- ニッポンレンタカー 渋谷駅東口店
- 住所：東京都渋谷区渋谷1-16-14
- 通常営業時間：24 時間営業
- 日進レンタカー 目黒営業所
- 住所：東京都目黒区下目黒2-19-8
- 通常営業時間：08:00 ～ 20:00
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