バス旅行は深夜の高速バスとは違い周りが賑やかなため、あまり慎重になる必要はありません。
しかし、それでもわきまえるべきマナーはあります。以下の3つだけは注意しておきましょう。
ナッツ類や半生菓子はこぼれやすく、またこぼれてしまった場合は、隣に迷惑をかけてしまうことになりかねません。
包装を半開きにしたまま静かに食べたり、膝の上にビニール袋をスタンバイしたりして、もしこぼしてしまったとしても被害が広がらないように対策しなければなりません。
また、ご当地ソフトなど溶けるタイプの半生菓子は休憩時間内に外で食べ終えるようにしましょう。
車内の揺れや窓からの風で行方不明になってしまいがちなのが包装紙です。
チョコなどの個包装は特に散らばりやすいので、すぐにビニール袋へまとめましょう。
隣席の人もおやつを楽しんでいたり、おしゃべりに夢中だったりしたらあまり気にする必要がありませんが、もし眠っていたり、気分が悪くて休んでいたりしたら、気づかいが必要です。
噛む音が響くせんべい、匂いがきついフレーバーのスナックは控えましょう。
マナーを守るためのおやつを選ぶポイントは「サッと食べられること」。
大袋のお菓子を長く座席に置けば、落としたり匂いがしたりといったマナー違反のもとになりがちです。個包装で小分けのものを中心に選びましょう。
小腹がすいたときだけではなく、口さみしいときや手持ち無沙汰なときにも便利なのがアメです。
包装紙はすぐビニール袋やポケットへ入れましょう。
バス旅行は、ついついリラックスして眠くなりがちですが、観光名所を見逃したらもったいないですよね。
眠気を吹き飛ばしたいときに、ガムは有効です。もちろん口さみしいとき、エチケットが気になるときにも使えます。
アメじゃあ物足りない、甘いものが欲しいというときに、キャラメルは最適です。
隣の人に分けても喜ばれやすいお菓子です。遠足のおやつのような、そこはかとない懐かしさが魅力です。
気分が悪いときに便利なのがカリカリ梅です。口の中で長持ちするので、ガムの代わりに口に含んでもいいですね。
酸っぱい匂いが得意じゃない人もいるので、お隣に断りを入れてから食べるようにしましょう。
ガッツリ食べたい!というときにはパンをどうぞ。具材が落ちたり、匂いがしたりしがちな総菜パンよりも、菓子パンのほうが扱いやすいのでおすすめです。
ポロポロと食べにくいデニッシュ系や、周りを汚しやすい粉糖がかかったものは避けましょう。クリームパン、あんパンなど具材が中に包まれているものが無難です。
ビスケットにチョコがけしてあるポッキーなら、チョコ菓子の中でも特に満足感が得られやすいでしょう。
また、もしチョコが溶けるような事態になっても、ポッキーなら溶けても棒が連なる程度の被害で済むので、そちらも推奨ポイントです。
音もせず、匂いもせず、ボロボロこぼれない。三拍子そろった優秀さを持っているのがマシュマロです。
できれば、管理しやすい個包装のものを選ぶようにしましょう。
大袋のスナック菓子をバスの中で食べきるのは難しいですよね。音や食べこぼし、匂いも気になります。
じゃがりこならすぐに食べきれる上、ボロボロこぼす危険性も薄いので安心です。袋ではなく紙箱タイプの包装なのがさらに高ポイント。窓際やテーブルに置いても安定感があります。
隣の人が眠りに落ちているけれど、どうしてもビールが飲みたい!つまみが食べたい!という人にはカルパスがおすすめです。
基本的に個包装ですし、他のおつまみと比べるとあまり匂いがきつくありませんし、味の相性もバッチリです。
どうしてもお腹がすいてしまったら、お菓子を大量にダラダラと食べ続けるよりは、おにぎりで気持ちを満たすほうを選びましょう。
海苔が歯につくのが嫌かもしれませんが、食べこぼしのことを考えると海苔つきのほうが安心です。具材は、あまりに細かいものは避けましょう。
楽しいバス旅行をさらに楽しむために、おやつは不可欠ですよね。大人も子どももマナーを気にしつつ、サッと食べて満たされるものを選びましょう。
こぼれてしまったときのために、おしぼりやティッシュをしのばせておくのもエチケットの一つです。