「バス酔いしない席ってあるの?」
乗り物酔いする人からよく聞かれる質問のひとつです。
乗り物酔いしやすい人にとって、バス旅行は過酷そのもの。
ズバリ「バス酔いしない席」はあるのか?
バス酔いしないためには?
劇的に改善する対処法もご紹介していきます。
待ちに待ったバス旅行!
心躍らせる出発の朝、不安そうな表情をにじませている人が…。
理由は「バス酔い」への不安です。
バス酔い(乗り物酔い)は早ければ3歳前後から始まり、大人になっても症状が続くことがあります。
なんとかバスに酔わないで旅行したい!と思いますよね。
さて、ズバリ「バス酔いしない席」はあるのか?
はい、「バス酔いしにくい席はある!」とされています。
大型バスの場合「前から4~5列目」の席、それ以外のバスでも「バスの中心部分に近い席」が酔いにくいとされています。
それはなぜか?
ポイントは「タイヤから伝わる振動が少ない」こと。
つまり「タイヤから離れた、真ん中寄りの席」となるわけです。
なぜ振動から離れると酔いを防げるのでしょうか?まずは乗り物酔いのメカニズムからお話していきましょう。
そもそも乗り物に乗ることで気分が悪くなるのはナゼでしょう?
原因は主に3つあるとされています。
体調不良からくるバス酔いには、以下のポイントに注意すれば不快な症状を抑えることが期待できます。
心理的ストレスと刺激についてですが、「念じる」ことも乗り物酔いに作用するとされています。
「酔い止めを服用する」などの安心材料を見つけて「だから私は酔わない!」と強く念じる。
ウソのような話ですが、簡単にできるのでぜひやってみたい対処法ですね!
視覚からの刺激を解消するには「サングラスの装着」もオススメ。
臭覚への刺激はバス内のエアコン臭がほとんどなので「芳香剤を置く」「マスクをする」などで吸い込むことを防げば、乗り物酔いを誘発する原因を減らすことができます。
電車で「酔う」経験が少ない理由は、電車は同一方向へと動くので、予測できない振動による刺激が少ないから。
先ほどの「バス酔いしにくい席は前から4~5列目」とした理由は、振動からくる刺激を受けにくい状況が、自律神経を守る働きがあるからなのです。
また「乗用車を自分で運転するようになって酔わなくなった」なんて経験ありませんか?
それは、ハンドルを握ることで現状を認識することができて、運転する動作が先の展開をも予測させてくれるから(自律神経のバランスを崩す要因が少ない)。
運転に熱中することが、「酔うかも」といった精神的不安を感じさせなくさせてくれているのです。
乗り物酔いは予測不可能、バス酔いして、思わず吐いちゃった!
なんてことも無きにしも非ず、です。
吐いたことにより座席や車内を汚してしまった場合、どうしたらいいでしょうか?
添乗員やバスガイドさんがいる場合、まずは周りの人に現状を伝えてもらうようにしましょう。
おそらく一旦、近くでバスを止め、吐いた人の体調回復に努めてくれるでしょう。
吐しゃ物の処理を添乗員などがしてくれる場合もありますが、近くに座っている方が清掃する場合には、十分気を付けて処理するようにしましょう。
直接触れることは衛生上はもちろん、ウイルスなどの感染症も心配です。
必ずマスクと手袋をつけ、新聞紙などで素早くゴミ袋に収納するようにします。
バスの座席を汚したことへの賠償責任ですが、請求があると考えておきましょう。
汚した部分のクリーニング代と、もし汚したことで、翌日以降そのバスが運行できない、となってしまった場合には、その営業補償分まで請求される可能性があります。
酔いやすい人はあらかじめ酔い止めを服用したり、エチケット袋を携帯するようにしておきましょう!
バス酔いは個人差が大きく、症状もその状況によってまちまちなので、ますます不安が募るものです。
乗り物酔いを抑制するには、旅行前までの心構えと準備がかなり大きく作用します。
体調を万全に整えて、どうぞ快適で楽しい旅を!いってらっしゃい!