社員旅行やサークル仲間、町内会や老人会での旅行、もしくは結婚式や法事などの歓送迎など、様々なシーンでバスの借り上げがよく利用されています。
でもいざ幹事になってバスを借り上げたいと思っても、どういったバスがあるのか、いくらくらいかかるのか、どこで予約したらいいのかなど、わからないことが多いものです。
そこでバスを借り上げるときの方法や借り上げ料金、注意点についてまとめました。
バスを借り上げるときに考えることは「乗車人数が何人くらいになるのか?と」いうこと。
バスを借り上げられる車種は、大型バス・中型バス・小型マイクロバスの3種類に分かれていて、それぞれ収容人数が異なります。
1番収容人数が多い「大型バス」は正座席で45名までを収容するタイプが主流。貫通タイプのトランクルームがついていることが多いので、2泊以上など旅行の日程が多い場合、スキー合宿などかさばる荷物がある場合に借り上げる時は、大型バスが向いています。
「中型バス」は27人乗り程度の大型バスよりコンパクトバスなサイズのバスです。大型バス同様シートは広めに作られていてゆったり過ごせます。
スペースを有効活用するため補助席を設けていないケースが多いですが、トランクルームはしっかりついているので荷物が多い場合でも安心です。
「小型マイクロバス」は補助席を入れて18~26名程度を収容するコンパクトなサイズのバス。大型や中型バスと比較すると借り上げ料金が比較的安く小回りがきくので、空港・冠婚葬祭などの送迎によく利用されています。
団体旅行のツアーバスとしても使われますが、トランクルームがないこととシートのゆったり感は他のバスに比べて劣るので、近場の日帰り旅行などで使われることが多いのが特徴です。
「小型観光バス」は中型よりも小さいバスで、大型バスの長さをそのまま短くしたものとしてかつて製造されていたタイプです。
乗車人数は21~25名程度を収容。20人程度の小規模の団体旅行やレジャー地への移動によく使われてきたタイプのバスです。
大型や中型と比較して、小回りが効くので団体旅行のプランの幅が広がるのが長所。トランクルームはありますがスーツケースが入るほどの大きさではないので、日帰り旅行や一泊旅行に適していました。
しかし、小型の観光バスはすでに各メーカーでの生産が終了して約20年以上経過しているので所有するバス会社がほとんどありません。探しても借り上げることのできない場合がほとんど。
エンジンの排ガス規制をクリアしていないこと、また、バスの寿命が10~20年といわれているのでそろそろ「引退」の時期にきています。
当然、新車は存在しないので「新しくてきれいなバス」を希望する場合は、中型の観光バスか小型マイクロバスを選びましょう。
幹事として気になるのはバスの借り上げ料金がいくらかかるか?
そこで借り上げバスの料金の目安や合計料金の出し方についてご紹介します。
バスの借り上げ料金は、1時間あたりの料金の「乗車時間単価」と、走行距離による料金「距離単価」で決まります。
ここでの乗車時間は、それぞれのバス会社から集合場所までの往復にかかった時間と距離や、安全対策のためにバスの点検に必要な時間(約2時あまり)も含まれます。
また、運転手の料金とガソリン代もバスの借り上げ料金に含まれます。
それでは具体的な例を出して料金の出し方について考えてみましょう。
都内観光の日帰りバス旅行を企画したとします。
東京駅10時集合で都内名所を巡り17時に集合場所に戻ってくる場合、実際の乗車時間は7時間。
さらにバスの点検時間2時間と、バス会社から集合場所への往復時間が1時間かかるとすると、バスの借り上げ使用時間は10時間になります。
ここに都内観光とバス会社から集合場所までの往復にかかる走行距離を全部で250kmと仮定します。すると、バスの借り上げ料金目安が下記とおりになります。
車種 | 借り上げ料 |
---|---|
大型バス | 最低105,800円(税込)から |
中型バス | 最低90,600円(税込)から |
小型マイクロバス | 最低77,700円(税込)から |
※貸切バス料金は2023年6月に国土交通省から発表された「新公示運賃額」に基づき計算した最低金額です。実際の料金は各バス会社が運輸局に届け出た単価(9月下旬以降適用)で計算されるため、見積りを取らなければ正確な料金はわかりません。
さらに、それぞれのバスの最大乗車人数が集まったと仮定します。
料金目安の中の最大料金でバスを借り上げたとして、1人あたりの料金を出してみました。
車種 | 1人当たりの料金 |
---|---|
大型バス(45名) | 最低2,352円(税込)~ |
中型バス(27名) | 最低3,356円(税込)~ |
小型マイクロバス(21名) | 最低3,700円(税込)~ |
※こちらの料金は最低金額ですので実際には見積もりを取り寄せて、しっかり比較してみましょう!
なお、時間や距離がオーバーするとその分の追加料金はかかりますが、自然渋滞による時間の加算はございませんのでご安心ください。
こうして1人あたりで計算してみると、以外と手軽なお値段でバスを借り上げることができることがわかりますね。
実際にどこでバスを借り上げたらいいのでしょう?
大きく分けて3つの方法があります。
マイクロバスの車両だけ借り上げたい、という場合は大手レンタカー屋でマイクロバスを車両だけレンタルする方法もあります。
ただし、普通乗用車用の免許では運転ができないので、中型以上の免許をお持ちで自分で運転ができれば、という場合に限ります。
(8t限定中型免許では運転できません。教習所で限定解除講習を受けて8t限定なしの中型免許を取得する必要があります。)
そして、個別にバス会社に問い合わせをする方法。すでにお願いしたいバス会社が決まっていれば、この方法が一番スムーズでしょう。
1番手軽で簡単なのは、一括で何社もの見積もりを入手して比較・検討できるサイトを使う方法。人数・バスの種類・出発地・行き先を決定してから、サイトを通じてバスの借り上げ料の見積もり依頼をします。
「マイクロバス牧場」なら、無料一括見積りフォームに入力後、お客様の条件を満たす会社をいくつか紹介します。その中から3社までの一括見積りを申し込めます。
送られてきた見積もりやサービスを検討してバス会社を決定すれば、後は人数や最終行程の確認・調整。これでバスの借り上げ手配は完了、出発準備OKです!
バスを借り上げることのできる車種や借り上げ料、借り方について、だいたいご理解いただけましたでしょうか?
借り上げバスを自分で手配するのは最初は戸惑うことも多いと思いますが、借り上げバスの一括見積りサイト「マイクロバス牧場」を使えば意外と楽ちん!
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