小型マイクロバスと聞くとみなさんどんなバスをイメージしますか?
「小さいからバス料金も安そう!」
「旅館送迎とかに使うアレでしょ?」
など、比較的小さなサイズのバスということは想像できても、実際どのぐらいの大きさなのか?何人乗れるか?中型バスとの違いなどをご存じの方は意外と少ないのでは?
これから小型マイクロバスを借りたいと考えている方に向けて、小型マイクロバスのサイズについて解説します!
また、設備の内容、乗車人数やバス料金のことなど、借りる前に知っておきたい基礎知識もまとめました。
一般的に小型マイクロバスは全長7m以内の車体のバスを指します。細かなサイズはメーカーによって異なりますが、車幅は2.1m、車高2.8mほど。
乗車定員は正席で20名で補助席を含めて26名までが基本。中には運転席・助手席・補助席を含めて18人乗りや29人乗りタイプの小型マイクロバスもありますが、サイズはさほど大きく変わりません。
高速道路の車両区分は『中型車』になります。
車種 | 全長 | 車幅 | 車高 | 乗車定員 |
---|---|---|---|---|
中型乗用車(プリウスなど) | 4.8m | 1.7m | 1.5m | 5人 |
小型マイクロバス | 7.0m | 2.1m | 2.8m | 18~29人 |
プリウス、カローラなどの中型乗用車のサイズは全長4.8m、車幅1.7m、車高1.5mほどで、定員は5名まで。
小型マイクロバスのサイズは乗用車の1.5倍ほどですが、乗車定員は乗用車の5倍!
大人数の旅行で、レンタカーで乗用車を借りるか、小型マイクロバスを運転手付きで借りるかを悩んでいるならば、貸切マイクロバスをオススメします。
その理由は、「料金」と「一体感」。乗用車のレンタカーは仮に人数が25名だとすると5台は必要。駐車場料金や高速料金も5台分かかります。
運転手付きで小型マイクロバスを利用すれば、1台に全員乗れるので一緒に車内で楽しめて、もちろん駐車場代も高速料金も1台分だけ。
バスの駐車場代は乗用車よりも高い場合がほとんどですが、乗用車複数台分と比べるとそんなに変わらないか、むしろ安く済みます。
運転はプロにおまかせできて、保険代も貸切料金にまれるので、いざというときも安心。
貸切バス料金が気になったら見積もりを取って、レンタカー費用と比較してみましょう!
車種 | 全長 | 車幅 | 車高 | 乗車定員 |
---|---|---|---|---|
大型観光バス | 12.0m | 2.5m | 3.5m | 45~60人 |
小型マイクロバス | 7.0m | 2.1m | 2.8m | 18~29人 |
大型観光バスの大きさは、全長10~11.5m、車幅2.5m、車高3.7mほど。座席数は正席45名(補助席利用の場合53名まで)が基本です。
大型観光バスと比べると小型マイクロバスの大きさは、全長が3m以上小さく乗車人数は大型バスの約半分。
大型観光バスは広々した車内が観光利用に人気のタイプですが、貸切料金は他のバスタイプに比べると最も高くなります。
車種 | 全長 | 車幅 | 車高 | 乗車定員 |
---|---|---|---|---|
小型観光バス | 7.0m | 2.3m | 3.3m | 21~25人 |
中型観光バス | 9.0m | 2.5m | 3.5m | 25~28人 |
小型マイクロバス | 7.0m | 2.1m | 2.8m | 18~29人 |
小型観光バスの大きさは、全長7~9m、車幅2m、車高3.3mほどで、正席は20名前後。
中型観光バスの大きさは、全長7~9m、車幅2.5m、車高3.5mほどで、正席27~28名(補助席は基本的にありません)。
小型マイクロバスの補助席を含めた最大乗車人数は26名なので、中型や小型観光バスと比べると定員にはあまり差がないですね!
サイズを比べると、小型マイクロバスのほうが一回り小さくなります。小型マイクロバスは小さな車体にたくさんの座席を配置しているので、座席のゆったり感や座り心地を気にするなら中型観光バスをオススメします。
小型バスはすでに製造終了して20年以上が経過しており、所有しているバス会社がほとんどないため、借りられないと思ってください。レアな存在になっているため、バス料金も高めに出てくる可能性があります。
小型マイクロバスの貸切料金は最も安く設定されており、中型観光バスは少し高額になります。このため、送迎や近場への日帰りツアーには小型マイクロバス、荷物が多い旅行や長い旅行には、大型・中型観光バスを利用することが多いんです。
マイクロバス牧場では、貸切マイクロバスはもちろん大型・中型観光バスのお見積もりも可能!見積りは何度利用しても無料なので、車種別に料金を比較したい!など、お気軽にご利用くださいね。
送迎タイプのマイクロバスと、観光タイプとでは車内の設備が異なります。
送迎用の小型マイクロバスの場合、乗車人数を多く確保するために座席がたくさん配置されていますので、車内設備は必要最低限。
観光タイプのマイクロバスは、もう少しグレードが上がります。
大型・中型・小型観光バスとの大きな違いは、座席の配置。
小型マイクロバスは通路を中心に右側(運転手側)に2列、左側に1列の座席が並んでいます。大型観光バスは両側2列ずつの、計4列ですが、小型マイクロバスは2+1の3列シートなんです。
また、運転手の横にも1席ありますが、基本的にこちらの座席は使用することはありません。
コンパクトな車体にたくさんの席を備えているため、他のバス(大型・中型・小型観光バス)に比べてやや窮屈に感じられるでしょう。そのため、近距離の移動に使われることが多くなります。
小型マイクロバスの座席幅は、40cm~45cmくらい。この他の車種や高速バスも、座席幅にさほど変わりはありません。
ちなみに、新幹線(JR東海のN700系・普通車指定席の場合)の座席幅も44cmなので、感覚としては新幹線に座った時の隣の人との近さと同じですね!
ただし、小型マイクロバスは小さな車内に、シートを7列ほど配置しています。大型観光バスや中型観光バスと座席幅は同じくらいですが、前の座席との距離が近いので、どうしても圧迫感を感じます。
写真のトヨタコースターの新型車は、座席幅44cmで、背もたれの部分の高さが80cm。新旧のコースターを乗り比べましたが、新型車だけあって、座り心地は良好!
室内も広々しているので、心配していた前座席との圧迫感もそれほど感じませんでしたよ♪
大型・中型・小型観光バスと小型マイクロバスとの違いの1つにトランクルームの有無があります。
小型マイクロバス以外のバスには基本的にトランクがついていて、スーツケースなどの荷物を置くことができます(小型観光バス場合トランクルームはありますが、スペースは小さめ)。小型マイクロバスにはトランクがついていないことがほとんど。
安全上の理由から、通路や補助席に荷物を置くことは禁止されています。小型マイクロバスを利用する際に大きな荷物がある場合は、空いている座席などに荷物を置いてくださいね。
合宿や旅行など荷物が多くて定員いっぱいの場合は、荷物を置くことができないので、中型観光バス以上を借りることをオススメします!
車種によっては後部座席を畳んで、荷物スペースにできるタイプの小型マイクロバスもあります。こちらのタイプなら、スーツケースもある程度収納することが可能。
ただし、乗車定員が減ることと、車両自体が少ないのでご注意ください。
小型マイクロバスを貸切る際に忘れてはいけないのが駐車場の確保。
小型マイクロバスは普通車用の駐車場には駐車することができません!広めの駐車場だとしても実際に小型マイクロバスを駐車できるかどうかはわからないので、立ち寄る施設に小型マイクロバスの駐車が可能かどうかしっかり確認をとるようにしましょう。
駐車場の中にはバスの駐車には事前予約が必要な場合も多いです。小型マイクロバスを借りる際には予約をとっておくのが安心。
もしも、立ち寄る場所が田舎で道路や空き地に駐車するスペースがあったとしても、路上駐車は基本的に交通ルール違反。バスを停められないと、降車ができないので最悪の場合は運行中止になる可能性も…。
トラブルを避けるため、必ず駐車場に停めるようにしましょう。
駐車スペースの寸法は、国土交通省から駐車場設計の指針として発表されています。
大型貨物車およびバスの駐車スペースは、長さ13m × 幅3.3m × 高さ3.9m以上が原則。一般乗用車用の駐車スペースは、長さ6m × 幅2.5m × 高さ2.2m以上。
数値をみてみると、普通車用の駐車場には小型マイクロバスを停められないことがよくわかりますね。
小型マイクロバスをはじめとしたバスの駐車料金は、普通自動車より高額になります。
例えば東京タワーに駐車する場合、普通車では「600円/60分」という駐車料金に対して、小型マイクロバスでは「1,800円/1時間 以後30分毎に900円」。
小型マイクロバスを予約する場合は駐車料金についてもあらかじめ調べておくことをオススメします。
また、行き先にバスの駐車場がない場合は、近くに小型マイクロバスを停められる駐車場があるかどうかを確かめておくことも必要です。
残念ながら、バスを停められる駐車場は多くありません。小型マイクロバスで出かけるときは、あらかじめ駐車場を見つけておく必要があります。
「マイクロバス 駐車場 浅草」
「六本木ヒルズ バス 駐車場」
などなど、「バス×駐車場×場所」で検索して探してみましょう。
観光地や商業施設に行くことが決まっているならば、施設に電話をして「小型マイクロバスの駐車は可能ですか?」と聞きましょう。
その際、車両の大きさを言う必要がある場合もありますので、あらかじめ把握しておくことがオススメ!
コンパクトながら乗車人数が多く、他のバスに比べて比較的リーズナブルに手配できる小型マイクロバス。団体での送迎や移動、日帰りツアーなど、さまざまな用途で使われているバスです。
小型マイクロバスの貸切をお考えの方は、無料見積もりをお出しすることができますのでお気軽にご相談ください♪