小型マイクロバスを運転手付きで貸切する旅行や送迎で高速道路を使った場合、高速料金はいくらくらいかかるのでしょう?
運転される方は高速料金をネットで調べることもあると思いますが、車を運転しない方の中には高速料の調べ方がよくわからないという方もいらっしゃるようです。
そこで知っておくと便利な小型マイクロバスの車両区分や高速料金の調べ方についてまとめました。
高速道路の料金は車種区分によって変わってきます。
車種の分け方は、形状、規格、乗用・貨物タイプなどが基準になり、こちらに応じて料金所では車種の判別を行っています。
車種 | 料金区分 |
---|---|
乗用車 | 普通車 |
小型マイクロバス、小型観光バス、ミニバス(コミューター) | 中型車 |
中型バス※乗車人数30名以上の中型バスは「特大車区分」 | 大型車 |
大型バス | 特大車 |
小型マイクロバスは自動車(8t)の枠内の大きさ(車両総重量8,000kg未満かつ最大積載量が5,000kg未満 )で全長7m未満のバス。
定員は補助席を利用した場合最大で29名まで。高速料金の車種区分としては「中型自動車」ということになります。
小型マイクロバスの高速料金を調べるときは、「中型自動車」という車種区分で調べましょう。
それでは実際の例を挙げながら小型マイクロバスの高速料金を調べていきたいと思います。今回は、貸切バスの手配専門旅行会社の担当が、高速料金を調べるのに実際に使っていた方法をご紹介します!
利用するのは、高速道路情報の充実ぶりがすごい!NEXCO東日本のサイト「ドラぷら」もしくは、「ナビタイム」。
「ドラぷら」で高速料金を検索すると、時間順・距離順・料金順で最大3つのルートを提示してもらえます。目的地までの時間を優先するか、なるべく高速料金が安くすむルートを選ぶか、プランに合わせてチョイスすることができて便利なんです。
小型マイクロバスの高速料金なので、車両区分を「中型車」にしておくことをお忘れなく!
小型マイクロバスの高速料金を調べるには、どのインターから乗るのか?どのインターで降りるのか?ということを知っておく必要があります。
よく車で出かけるのでインターも分かってる、という人はドラぷらが使いやすいと思いますよ!逆に、ドラぷらでは利用するインターがわかっていないと高速料金は調べることができません。
乗り降りするインターが決まっている場合は画面の「高速料金・ルート検索」に直接入力するのが手っ取り早いです。
出発地や目的地の住所はわかるけれど乗車するインターがわからないといった場合は、住所を入力してインターを調べる方法もあります。
まず出発地の住所を入力して、そこから乗車する高速道路の範囲を10キロや5キロなど設定すると、該当する範囲のインターが出てきます。
こちらから乗車するインターを選んで出発地に設定します。到着地も同じ要領で設定します。↓
「出発地や目的地の名称や住所はわかるけれど、乗車するインターがわからない」
といった場合はありませんか?そんな時はナビタイムを使います。
調べ方は、車ルート検索で出発地と目的地を入力するだけ。検索結果画面には、「普通車」の高速料金がでてくるので、「詳細」をクリック。
すると、車両区分別に料金表がでてくるので中型車の欄をチェックしましょう。
では実際に小型マイクロバスを運転手付きで貸切して那須高原に日帰り旅行を行くことを想定して、高速料金を調べてみましょう!
東京インターから乗車して那須SAインターで降りることを設定した場合、中型車(小型マイクロバス)の高速料金は5,610円~8,870円。ルートによって異なるので、料金や到着までかかる時間を考慮してどのコースを選ぶかを決めましょう。
同じルートを普通車で走行した場合の料金は4,700円~7,430円。このケースの場合は、小型マイクロバスの高速料金は普通車に比べ1,000円前後料金が高いということになります。
さらにお得に高速道路を使いたいなら、地方では「ETC休日割引」や「ETC平日朝夕割引」「ETC深夜割引」などもありますので、上手に活用してみてください。
運転手つきで小型マイクロバスを貸切った場合、高速料金は乗客の負担になります。高速料金をあらかじめ調べておいて、旅行などの経費に入れておくのがオススメ!
高速料金の支払い方法は、運転手さんにいったん立て替えてもらっておいて最後(降車時)に清算する形が多いようです。その他、バス代と一緒に支払う、後日清算などバス会社によって対応が異なりますので、事前に確認が必要。
また、バス会社によっては、乗客のETCカードを使って走行することも可能です!走行前に、高速料金をどのようにお支払いするか運転手さんと話し合っておきましょう。
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≫運転手付きで小型マイクロバスを借りた場合の料金目安をご紹介します
小型マイクロバスを貸切る場合、高速道路を使わないで運行するという方法が可能です。
ただし注意したいのが、貸切バスのレンタル料金というのは「走行時間」+「走行距離」(バス会社の車庫から集合場所までを含む)+「バスの整備にかかる時間」で決まってくるということ。
高速道路を使わないことで走行時間や距離が多くかかってしまい、かえって高額になってしまうことがあるんです!
道路状況によりますが、高速道路を使ったほうがお得になる場合もあります。基本的には高速道路を走行することを想定して、バス料金の見積もりを作ることが多いですが、下道走行を希望する場合は事前にバス会社に伝えておく必要があります。
貸切バスならば、バス会社に小型マイクロバスの高速料金を事前に聞くことができますが、レンタカーでマイクロバスを借りるときは、高速料金の調べ方を知っておくと便利ですよ~。ご参考にしてくださいね。